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2016年2月 6日 (土)

スマートエアーズ Q値 UA値

 「スマートエアーズ Q値」でググるとあるブログがヒットした。どうやら某住宅展示場の営業マンのブログのようだ。以前にぼくは、営業マンは自社の事は知ってても他社と比較することができない、とここで書いたが、そのものに出会った気がした。

 あるブログからの引用:

熱損失量を示すQ値を見るとトヨタホームの性能の高さが分かります。いや、断熱性能は確かに良いと思っていましたが 意味を知って見てみるとほんと、理想的ですね。トヨタホームは、断熱材の材料や厚さにもこだわり 天井、壁、窓、床 いずれの部位でも高い性能を発揮しています。○○展示場は全館空調「スマート・エアーズ」が装備されています。この全館空調は断熱性能が良くないと とてもお客様には勧められません。熱が逃げてしまうと全館空調がきかないで 電気代がとんでもないことになるでしょう?トヨタホームは住宅から熱がほとんど逃げないので 全館空調「スマート・エアーズ」の効果も、これまた、上がる!というわけです。

 まさに井の中の蛙状態ですね。トヨタホームのQ値は大手ハウスメーカーではごく平均か、むしろ中央より後ろ寄り。決して高性能ではない。比較対象を省エネ基準にしているが、この基準値自体それに当てはまらない住宅を作る方が難しぐらいのゆるい基準だ。前回のブログでも書いたように材料にまったくこだわりが感じられない。たとえば玄関ドアなどむしろ断熱性能の劣る製品を選んでいる。中小工務店よりはましかもしれないが、鉄骨にグラスウールでは木造パネル工法に発泡系断熱材にかなわない。トヨタホームの売りは高気密高断熱ではなく高耐久高堅牢だ。

 さらに、全館空調の性能がよろしくない。スマートエアーズはデンソーがトヨタホーム専用に製作してる全館空調の廉価版らしい。そのため機能が削られ、他社ハウスメーカーが採用してる全館空調に見劣りする。デンソー自身はもっと高性能な全館空調を販売している。

 建築しようとしてる家のQ値(今はUA値)はそれぞれ違う。いくら展示場やモデルハウスがいい値だったとしても、いま建てようとしてる家の値が大切だ。そのQ値やUA値をなかなか教えてくれなず、計算してもらったら並の性能だった。そのうえにC値を標準では測定しない。Q値が良くてもC値が悪ければ、熱はどんどん逃げていく。

 トヨタホームに高気密高断熱を期待してはいけないが、普通の性能はある。営業マンや建築士と話をしていて、一条のような高高住宅を目指すハウスメーカーとは方向性が違うように感じた。とりあえず現在のゆるーい省エネ基準を満たせばいいやという感じだが、全館空調を売るメーカーとしてもっと気密断熱性に気をつかってほしい。ぼくは、上記のブログ内容とは逆に、高性能でない気密断熱の建物に、高機能でないの全館空調の組み合わせで、効果をうまく発揮できず電気代がとんでもないことになるのではと不安なのです。

追記;僕の建てた家のC値測定、UA値計算しました。

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